子どものこころの診療科

- ホーム
- (一般の方へ)子どものこころの診療科
子どものこころの診療科は、こころに問題をかかえた子ども達の面接・検査・診断を行います。
子どものこころ診療科長 ごあいさつ
当科では、幼児から中学校卒業前のお子さんのこころの診療を行っています。大きく分けると、①自閉スペクトラム症(自閉症とアスペルガー障害)を主な対象とする部門と、②その他の不登校や不安障害など児童精神一般を対象とする部門があり、完全予約制としております。
①自閉スペクトラム症
ほぼ100人に1人と有病率の高いこと、本質的な治療法がなお存在しないこと、そして中心症状である「対人交流の質的な障害」が学際的な関心を呼んでいます。 当科では、患者さんの診断評価を正確に行い、他の医療施設や療育施設との連携により、療育や社会参加のための道筋を示します。また、地域全体の医療・福祉システムのなかで、診断評価を主体に貢献していきたいと考えております。
近年、発達心理学および脳科学的領域、さらには人工知能に関わる学術領域に至るまで、様々な人々がこの症状の解明に取り組むようになりました。テクノロジーの進歩に合わせて、視線探索装置、ロボットやウェアラブルセンサーなど人に優しい技術をもちいた診療活動も、研究活動の一環として適宜予定しております。
②児童精神科一般
全国的に子どものこころの問題には社会的な関心や需要が高まっていますが、日本では児童精神科医が足りていない現状があります。金沢大学附属病院には児童精神科病棟がないため、入院治療が必要な際には精神科と連携し、医師、心理士、看護師が協力して子どもの治療を行います。
令和5年4月1日
子どものこころの診療科長 菊知 充
子どものこころの診療科の特徴
- 発達障害原因究明のために基礎研究に協力しています。
- 自閉スペクトラム症(自閉症、アスペルガー障害)、注意欠如・多動症などの発達障害の子ども達の診断をしています。
- 療育のための支援機関を紹介しています。
- 児童精神科一般では必要な心理検査を適宜行い、子どもの状態に合わせて精神療法及び薬物療法について検討します。
- 地域医療や教育機関と連携して子どもに必要な環境の調整に努めます。
受診ご希望の方へ
詳細情報はクリックしてご確認ください。