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発達障がい市民広場

第15号

最新医学論文15

ラットの母親養育行動の脳内神経回路

Oxytocin-Dopamine Interactions Mediate Variations in Maternal Behavior in the Rat

Dara K. Shahrokh,Tie-Yuan Zhang,Josie Diorio,Alain Gratton, and Michael J.Meaney
Endocrinology 151:2276-2286,2010

  1. 内側眠視索野前(MPO)から腹側被蓋野(VTA)にドーパミンを伝達物質とする神経がある。
  2. VTAにはドーパミンを伝達物質とする神経があり、側坐核(NA)へのびている。
  3. NAにはギャバを神経伝達物質とする神経か腹側Pallidum(VP)核へ支配がのびている。
  4. VPが母親行動を引き起こす。

1~3までの神経を物理的に壊したり、科学的に拮抗剤を与えたりすると母親行動(子どもをなめて清潔にしたり(licking)なでたり(grooming))が止まることから、この神経回路があることがわかる。