金沢大学

社会技術部門

社会技術部門では、自閉症スペクトラム障害をはじめとする発達障害(注意欠陥多動性障害、学習障害など)にまつわる社会的な諸問題について、人文社会科学の観点から解明することを目的としている。

近年、発達障害が「社会問題」の一つとして大きくクローズアップされるようになってきた。なぜ現代の日本社会において発達障害が社会問題化しているのか。そのような状況のなかで一般の人々の発達障害に対する認識や理解は深まってきたと言えるのか。また、発達障害に対する社会的な支援は十分に行われているのか。発達障害が社会問題化していくなかで、学校教育や療育の現場、医療や福祉などの臨床の場において一体どのようなことが起こっているのか、そしてどのような営みが行われているのか、ということについて調査し、記述していくことが本部門の重要な役割の一つである。

本部門では、哲学、教育学、社会学などの人文社会科学の知見を用いつつ、他の研究部門と相互交流を行うことで、発達障害の人々に対する社会的支援のあり方を検討するとともに、発達障害の人々をめぐる現在の社会的状況についての解明を進めていく。また「社会技術」という看板が示すように、本部門では単に研究として諸々の状況把握・分析を行うにとどまらず、具体的な実践や実践の場の創出に関わるような知識や実践自体を生み出すことも射程においている。

具体的には、市民意識調査による発達障害に関する市民意識の把握、国際比較研究による発達障害の問題状況の解明、ワークショップ手法による自閉症スペクトラム児の社会参加の方途の模索、などの研究課題に取り組んでいる。

センターオブイノベーションプログラム 連合大学院 子どものこころサミット いしかわ子どもの心のケアネットワーク 東田陽博研究室

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