本プログラムは2013年(平成25年)2月をもって終了いたしました。

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 「社会性認識と自閉症スペクトラム障害に関する文理融合型研究の海外展開プログラム」は、平成21年度日本学術振興会 ・研究者海外派遣基金 組織的な若手研究者等海外派遣プログラムに採択されました。

本プログラムの概要:

 現代においてますます顕著となっている、<社会性認識>の機能不全一般が引き起こす悲劇は、個人レベルにおいては不信・いじめ・虐待となって現れ、社会集団レベルにおいては迫害・差別・虐殺となって世界の至る所に広がっている。これは、ヒトの脳の生得的能力が「言語を含む高度な社会化」という環境の激変に対して必ずしも完全ではなく、人類は、家庭・地域社会から国家・国際社会へとグローバル化する社会環境に不完全にしか適応できないからである。本事業は,「個と個の関係性、および個と社会の関係性を理解し、その関係性を形成する能力」という能動的な意味での人間の<社会性認識>と、その機能不全としての自閉症スペクトラム障害の解明をめざす本学重点研究プロジェクトの海外展開である。このプロジェクトの先駆をなす21世紀COE「革新脳科学の創成」が明らかにしたように、<社会性認識>の生物学的な根源はヒトの脳の働きにあるが、その能力を生み、育て、あるいはそれを阻害する生得的・環境的要因は、社会構造にまで及ぶ複雑極まりないものである。したがって、その解明に参与する学問分野は、脳神経科学、臨床精神医学、生物学、認知科学、哲学・倫理学、心理学、社会学、教育学、等である。

 本プログラムは、社会性認識と自閉症スペクトラム障害に関する文理融合型研究を推進するため、若手研究者らを海外へ派遣し研さんを積ませ、国際的視野に富む有能な研究者を養成することを目的としている。

 

ダウンロード: 22年度および23年度派遣申請の締め切りは6月30日(水)です。
公募要領
申請書 日本語 短期 長期
申請書 英語 (Application Form) Short stay Long stay
推薦書